その他(高齢者等)
土地建物の売却代金
祖母についての相談です。
祖母は一人暮らしをしていたのですが、3年前に倒れ、入院しています。入院時から、アルツハイマーのような症状で、私が話しかけても、私だとわかっているのかどうか、といった状態でした。
3ヶ月ほど前、問題が判明しました。
祖母の入院中に、叔父(祖母の長男、私の母の兄)が、実家を祖母に無断で売却してしまい、その代金を自分の借金返済に充てててしまったのです。
実家(祖母の家)は、叔父と、祖母の共有になっていましたが、この実家を立てた際に、その費用は、ほとんどを祖母が出したそうです。
祖母は介護施設に入っているので、家はあきらめますが、祖母の日用品を買ったりするためにお金がかかるので、家の代金を返して欲しいのです。
祖母は、どこまで事態を理解しているのかわかりませんが、長男のしたことだから仕方ない・・・、とも言っています。
2007/08/14 31才 女性
まず、現在のおばあさんがどういう状態か、場合によっては、まず成年後見人等を付する必要があるかもしれません。でないと、裁判もできません。
裁判等に進んだ場合、問題は2段階あります。
�売買を解消してもとに戻せるか
��が無理だとすると、叔父にお金を請求できるか。
�については、理屈の問題としては、叔父にお金の請求はできます(但し、売却の際の、おばあさんの関与具合にもよります)。しかし、借金だらけのようであり、実際に回収するのは困難が伴いそうです。いくら裁判に勝っても、ないところからはとれないのです。
では、�でなんとかならないでしょうか。
まず、売買の日にちなどを特定し、その頃のおばあさんの行動等を調べる必要があります。全く売買に関与していないようであれば、叔父が無断で売買したことが立証できて、少なくとも祖母の名義部分は、取り戻せる可能性が出てきます。
しかし、その場合、買主の方と共有になるわけで、なんとも中途半端です。そこで、裁判を出した後も、「和解」といって、金銭をいくらかもらって、完全に相手に売ってしまったことにするなどの方法も考えられます。
状況によりますので、弁護士とよく打合せしながら方針を決めるとよいと思います。
なお、今回の売買当時に、おばあさんが成年後見人の後見に付されていて、後見人にも無断で売買がなされたのであれば、売買を取り消すことが可能です。
詳しくは、当事務所の取扱業務案内を参考にしてください。
参考費用
初回相談料 | 5,000円(税別) |
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着手金 | 30万円程度(初回相談時に、事案を詳しくお聞きして決めさせていただきます) |
報酬金 | 得られた利益の10%程度(初回相談時に、事案を詳しくお聞きして決めさせていただきます) |
手数料 | - |
実費、他 | 裁判を起こす際の、印紙代等 |