ポイント4 良い弁護士の選び方
弁護士も一人の人間ですから、能力、人格、熱意、経験、知識など千差万別です。そこで、よい弁護士という場合にどこに基準を置くかが問題となります。以下は、あくまで目安ですが、参考にしてください。
安心の基準
- 弁護士費用(着手金、成功報酬、日当、実費などの料金)の内容がはっきりしていること。
- あなたのトラブルの問題点(弱点)と方針を明示してくれること。不利なことも話してくれること。
- 弁護士や事務員の人柄がよく、事務所もきちんとしていること。
- あなたの説明や不満を、ていねいに聞いてくれること。
- 進行に応じて報告や説明をしてくれること。
平哲也法律事務所として
弁護士と依頼者が「二人三脚」で事件を解決するという姿勢が良い結果をもたらすものと思います。依頼者は弁護士に対し事件に係る様々な事情を伝え、また弁護士は依頼者と接触する中で事件の真相を十分に理解する。事件が進行する過程で、弁護士は依頼者に、有利な点・不利な点などの「現実」を十分に理解して貰う。依頼者は事件の「現実」を十分に認識した上で、依頼者自身が最終的な決定を下したといえる解決が、本来あるべき姿だと思います 。
非弁提携弁護士にご注意を!
よくある例をいくつか挙げます。
弁護士にも悪い人がいます。たとえば、紹介屋と呼ばれる手口です。「借金を一本化します」などといった広告で借金に苦しむ人を集め、「あなたの場合にはもうどこの業者も貸してくれない。すぐにこの事務所に行って頼みなさい」といって弁護士事務所を紹介します。弁護士は、依頼者から法外な報酬を取る一方で、債権者とは馴れ合いの交渉しかせずに、まともな解決をしません。一方で、弁護士から、紹介屋に報酬が支払われるケースもあります。こういう場合、弁護士自身が、首が回らなくなっていることもあるそうです。
また、弁護士は名義貸しだけで事務作業のほとんどを、紹介屋などの非弁業者の雇った従業員が行っているケースもあります。
このような被害にあわないための方法ですが、
- まっすぐに弁護士事務所に相談する(間におかしな人を挟まない、おとり広告をするような業者の紹介に乗らない)。
- まずは、会ってみて、どういう人か確認する。いろいろ質問してみる。
- 上記のよい弁護士の判断基準などを参考にする。
ちなみに、当事務所は大丈夫ですよ(笑)